スー・チー外相、「ミャンマーを強大な国に」と発言
アウン・サン・スー・チー外相は4月22日、「ミャンマーを強大な国にする」と発言した。ネピドー市内の外務省本省で行った在ミャンマー外交使節団に対する外交方針の説明の中で発表したもの。 スー・チー外相は「わが国は1948年の独立以来、中立国としての立場を貫いてきた。東南アジアと南アジアの接点に位置しており、地政学的にも重要。克服すべき課題が多いため、国民を頼りにして強大な国にする必要がある」と発言した。 また、国名について「我が国のことを英語でBurmaと呼ばれているのは習慣化している。外交使節団としてはBurma、Myanmarのどちらの名称を使用してもよく、2008年憲法にもどちらを使用するかについては触れられていない」と述べた。 [The Daily Eleven]
米石油大手シェブロン、ミャンマー国内の全商権を13億米ドルで売却へ
米国石油大手のシェブロンはミャンマー国内で取得済みの商権すべてを13億米ドルで売却する意向を表明した。原油・天然ガスの国際価格が長期にわたり下落していることが原因。 手放すのはヤダナー、セインの両油田で同社が所有している28.3%の持ち株およびヤカイン州沖A-1鉱区の採掘権。 ヤダナー油田ではフランスのトタールが主導し石油・天然ガスの採掘を行っている。採取された天然ガスのうち1日に1億1,700万立方フィートをシェブロンがタイへ輸出している。 シェブロンは、ミャンマーの以外にもアジア内の商権すべてを30億ドルで売却する意向で、売却先を探している。 [The Daily Eleven]
ミャンマー州政府の大臣職を引き受けた議員をヤカイン民族党が除名処分に
ミャンマー・ヤカイン州政府の大臣職を引き受けた議員に対し、所属するヤカイン民族党が除名処分にしたことがわかった。除名されたのは同党に所属するチョー・ルイン議員。党の決定に背いて農業・畜産・林業・鉱業担当大臣のポストを引き受けたため。 ヤカイン州では総選挙の結果、地元のヤカイン民族党が第1党となったが、ティンチョー大統領はヤカイン州首相にNLD所属のニー・プー氏を起用した。これに反発するヤカイン民族党は、NLD主導のヤカイン州政府には協力せず、所属議員が大臣として任命されても受け入れないと表明していた。 [The Voice]