日本財団がミャンマー国軍を招聘、歓迎レセプション開催

日本財団は8月21日、「日緬将官級交流プログラム」で日本に到着した10名のミャンマー軍訪日団を招き、都内で歓迎レセプションを開催した。このプログラムは同財団とミャンマー国軍との間で取り交わした覚書に基づきミャンマーから将官級の軍人を招聘するもので、今年で4回目。31日の帰国までに、防衛相への訪問や、陸上自衛隊が開催する富士総合火力演習の見学などが予定されている。 式典で日本財団の笹川陽平会長は「自分の最後の仕事として、ミャンマーへの支援を続けていく」と決意を表明、ミャンマー国軍のエー・ウィン中将は「ミャンマー国軍は、日本によって作られたと言っても過言ではない」とし、これまでの支援に対し謝意を表した。 列席した小野寺五典防衛大臣は挨拶の中で、6月に発生したミャンマー軍用機墜落事故の犠牲者を追悼したうえで「日本とミャンマー間での防衛協力に関する覚書について、在任中の締結を目指したい」と述べた。 エー・ウィン中将をはじめとする10名の訪日団 左からエー・ウィン中将、日本ミャンマー協会 渡辺秀央会長、日本財団 笹川陽平会長