デモの取り締まり強化や新たに国軍支持派の動きも【写真・動画】

 2月22日に行われた全国規模のゼネスト「22222運動」、翌23日以降もヤンゴン市内で集会やデモが引き続き行われているものの、各国大使館周辺道路の封鎖や新たに国軍支持派の動きが出てきた。  24日には、日本大使館前に数十人が集まり、「私たちは軍事政権を認めない」「リーダー(スー・チー氏)を返して欲しい」などと日本語で声を上げた。大使館周辺の警備が強化されており、デモ隊を取り締まるために道路が封鎖されるなど、大勢での抗議ができない状況となっている。デモ参加者によると、この日は早々に警察当局が駆けつけたため、1時間ほどで解散したという。 動画(音量にご注意ください)  一方、25日午前にはミャンマー国軍を支持するデモ隊がスーレーパゴダ付近で軍事政権に抗議する一般市民に暴行、流血する騒動が発生した。この影響か、午後は現場周辺道路の車両や人の往来が少なかった。またこの日は、タナカを塗って抗議活動をする呼びかけがあり、市内では「フリータナカ」エリアが各所に見られた。  現地では、28日(日)に大規模な集会が呼びかけられており、予断を許さない状況が続いている。