ドバイ首長国がミャンマーの金市場に投資の意向
ミャンマー金事業協会によると、ドバイ首長国がミャンマーの金市場に対し2億米ドルを投資する意向があることがわかった。シンガポールで開催されたアジア太平洋貴金属カンファレンスでドバイ首長国の代表者がミャンマー代表者に対し提案したもの。 会議に出席したチョー・ウイン氏は「ドバイ首長国がミャンマーで2億米ドルを投じて金取引に関する銀行を設立したいと言っている」とコメントした。 ミャンマーの金市場への参入に関しては、ミャンマー政府がこの分野への外国投資を歓迎するか、法律による保障があるか、政権交代により政策に変化が生じていないかなど、30か国以上が関心を寄せているという。 [The Voice] 2017/6/20
長田広告と総務省支援、広告収入でミャンマーの郵便ポストを刷新
ミャンマー郵便は、長田広告、日本の総務省の支援を得て、広告収入で郵便ポストを刷新する事業を、ヤンゴンを含む主要3都市で行う。6月27日、ヤンゴン市内のストランドホテルで事業の進捗発表を兼ねた式典が開かれた。 これはポストの設置や保守にかかる費用を広告収入によって賄うもので、富士ゼロックスが最初の広告主。ヤンゴン、ネピドー、マンダレーの250か所に設置予定で、すでに100か所が完了、ヤンゴンでは150か所を刷新する。 総務省は日本郵便と組み、国際協力の一環として尽力。長田広告は将来的にミャンマー国内で1000ヵ所の設置を目指すとしている。これは世界でも初の試みで、登壇した樋口建史・駐ミャンマー大使は「安心できる郵便として、サービスの向上を約束いたします。これを全国に波及させ、広げていただければと思います」と期待を込めた。
世界銀行の専門家がミャンマーの電力輸入に対し忠告
世界銀行ミャンマー事務所のエネルギー専門家ミョー・ミィン氏は、他国から電気を輸入する際は十分な検討が必要だとし、政府に対して忠告した。ミャンマー政府は国内の電力不足を補うため、インド、中国、ラオスなどから電力を購入することを検討している。 ミョー・ミィン氏は「外国から電力を購入するのは短期的には効果があるが、長期的にみると経済に悪影響を及ぼす。ミャンマー政府はよく検討する必要がある」とコメントした。 世界銀行はモン州タトンの天然ガス発電所の増強計画に1億4千万米ドル、全国電化計画に4億米ドルの資金を融資している。 [7Day Daily] 2017/6/17
ミャンマー国内の商取引、95%は現金取引
ELEVEN紙によると、ミャンマー国内の商取引の95%は現金取引で、銀行振り込みなどの電子決済がほとんど利用されていないことがわかった。VISAミャンマーが6月18日に発表したもの。 同社の担当者は「現金取引が多ければそれだけ負担が大きくなる。政府にとっては新紙幣の発行コストの負担増、民間にとっては現金輸送の際のリスクと輸送コスト増、札束を数える手間と時間のコスト、ニセ札のリスクなどだ。電子的な取引にすれば、商取引の全貌が把握でき、税収もアップ、、公務員の汚職も防止できる」と説明した。 ミャンマーではキャッシュカード、デビットカード、クレジットカード、プリペイドカードなどが普及してきたが、実際の商取引では現金取引が主流となっている。
ミャンマーとシンガポール、貿易と投資に関する協定を締結
ミャンマーとシンガポールの間で6月8日、貿易と投資に関する協定が締結されたことがミャンマー投資企業管理局(DICA)の発表によりわかった。2016年11月から両国の貿易・投資担当の省庁間で交渉が続いていた。 DICAの担当者は「シンガポールは外国投資額でトップの国。協定にはより投資しやすい環境と投資家の保護が盛り込まれているため、協定の締結によりさらに多くの投資が入ることを期待している」とコメントした。 ミャンマーは日本、中国、韓国、クエート、タイ、フィリピン、ベトナム、ラオス、インドネシア、イスラエル、米国、インドとそれぞれ貿易投資協定を結んでおり、今年中には欧州連合(EU)の欧州委員会とも協定が結ばれる予定となっている。 [The Voice] 2017/6/16
ミャンマー経済・貿易省が小型トラックの輸入を制限
経済・貿易省が、1トン未満の小型トラックの輸入を制限していることがわかった。自動車販売ショールームなどが事業用の小型トラックを輸入する場合、これまでは無制限に輸入できたものが現在は1か月に1台しか輸入できないという。 経済・貿易省の官僚は「小型トラックの輸入台数が非常に多く国内でダブついている。貿易赤字の原因にもなっているので、輸入台数を制限した」とコメントした。 ヤンゴン市内の中古車市場で車の売買をしているアウン・チョー・ソー氏は「小型トラックの価格が上昇気味だ。以前より100万Ks上がっている。輸入を制限するという情報を事前に知った業者が大量に輸入して儲けているようだ」とコメントした。 [The Voice] 2017/6/14
ミャンマー産米に関心が高まる
タイやベトナム産の米輸出価格が引き上げられたため、ミャンマー産の米を買い付けたいと海外のバイヤーから引き合いが増加していることがミャンマー米協会の発表によりわかった。 タイ米の1トンあたりの輸出価格は6月から438米ドルから455米ドルに、ベトナム米は360米ドルから390米ドルにそれぞれ値上げされたが、ミャンマー米は360米ドルで維持されている。 今年度4月1日から5月26日までのミャンマー米の輸出高は399,032トンで、昨年の同時期の輸出高114,697トンと比較すると348%増となっている。 経済・貿易省の担当者は「ミャンマー米の輸出が非常に好調だ。仕向け地が14か国から30か国に増えた。この調子で行けば、年間200万トンを超える可能性がある」とコメントした。 [7Day Daily] 2017/6/12