ミャンマー連邦平和協議大会に国連事務総長が出席
8月31日から開催される連邦平和協議大会(21世紀ピンロン)に、潘 基文(パン・ギムン)国連事務総長が出席し祝辞を述べることがわかった。 大統領府のゾー・テー副総局長は「大会の初日には国連関係者、各国大使、NGOなどすべて招待した。国連事務総長も出席したいと打診してきたので招待した。国連事務総長は初日に祝辞を述べることになった」とコメントした。 連邦平和協議大会(21世紀ピンロン)は8月31日から5日間の日程でネピドーにおいて開催される。この大会には全土停戦協定に調印していない少数武装グループや国軍が和平交渉の相手として認めていない3つのグループも参加する意向を表明している。 [7Day Daily] 2016/8/23
ミャンマー陸運局、乗用車輸入の特例を発表
陸運局は、国内の工業団地で製造されたトラック(4ドア・ダブルキャブ車)を廃棄する場合、国外から代替車として乗用車を輸入できるという特例を発表した。 工業団地製の車両が製造から10年を経過した場合、従来は廃棄手続きによりあらゆる車種の車と代替できたが、未完成の車両を事故車に見せかけるなどの不正が相次ぎ、7月以降のトラック代替については、トラックの輸入のみを許諾する制限がされていた。 同局は、2ドア車はトラックとして分類されるため、代替される車両もトラックに限定されるが、4ドアのダブルキャブ車は乗用車として分類することで乗用車に代替できると説明した。 [7Day Daily] 2016/8/16
ヤンゴン市開発委員会が屋台禁止令を発令
ヤンゴン市開発委員会(YCDC)は8月16日、ヤンゴン市内の一部の郡区で道路や歩道上で営業している屋台や露店を禁止する命令を発令した。対象となったのはヤンゴン市内のダウンタウンにある繁華街、ラタ、ランマドー、バベーダン、チャウダダーの4つの郡区。屋台禁止令はポスター形式で50か所に掲示された。 YCDCによると、当面は周知期間として強制排除は行わないが、周知期間を過ぎても屋台や露店を営業している場合は、強制的に撤去するという。 ヤンゴン市内では、2010年ごろにYCDCが屋台や露店から税金(みかじめ料)を徴収していたため、税金を払った店主が場所の所有権を主張し、高額な料金で場所が売買されるようになった。しかし、YCDCはいかなる場所においても屋台や露店を営業する許可を与えていないとしている。 [7Day Daily] 2016/8/18
Wi-Fiサービス「ミャンマーネット」、ヤンゴン市内全域にエリア拡大
Wi-Fiブロードバンドサービス「ミャンマーネット」のミン・テイン社長は8月15日、ヤンゴン市内全域に提供エリアを拡大することを明らかにした。同社長は「ヤンゴン市内全域にサービスを拡大していくとともに、専用のTop-upカードが入手しやすくなるよう、代理店網を充実させている」とコメントした。 同社は2015年12月にヤンゴン市内のラタ郡区でサービスを開始、今年8月13日にバベーダン郡区にサービス区域を拡大した。現在のサービス提供エリアはランマドー、ヤンギン郡区と合わせて4郡区となっている。 [7Day Daily] 2016/8/16
外務省、ミャンマー地震被害の調査チーム派遣と洪水被害に対する緊急援助を発表
日本の外務省は8月25日、ミャンマー北西部で発生した地震被害を受け、外務省と国際協力機構(JICA)職員の計2名から成る調査チームをミャンマーに派遣することを発表した。調査チームは被災現地を訪問、ミャンマー政府や国際機関等との意見交換を通じ、今後の緊急人道支援について調査・検討を行う。 また、7月初旬から続く豪雨で発生した洪水被害についてミャンマー政府からの要請を受け、毛布等の緊急援助物資をJICAを通じて供与することを決定した。ミャンマー政府の発表によると、今回の洪水による死者は少なくとも9名、被災者は約48万人に上り、多くの住民が避難している状況が続いてる。
ミャンマーで中小企業向けJICA融資(第2期)がまもなくスタート
日本国際協力機構(JICA)による中小企業向けの融資制度(ツーステップローン)がまもなく開始される。プロジェクト全体の融資総額は約500億ks。第2期となる今回、融資予定額は約300億ksで、政府系のミャンマー経済銀行が窓口となり、中小企業発展銀行(SMIDB)、カンボーザ銀行、協同組合銀行、ミャンマー・エーペックス銀行、ミャンマーシチズン銀行、エーヤワディ銀行の6行が中小企業に対して融資する。 返済利息は年利8.5%で返済期間は最大で5年間、融資額は1社あたり5億ksまで。将来性のある企業には担保の評価額を超えて融資することもあり得るという。 融資の申し込みを希望する中小企業は上記6行のいずれかで手続きを行う。申込締切は9月末だが、枠に限りがあるため早まる可能性もある。 [7Day Daily] 2016/8/14
【ミャンマー地震】 死者4名、多数の仏塔が損壊
8月24日にミャンマー北西部で発生したマグニチュード6.8の地震では、ミャンマー政府によると少なくとも4名のミャンマー人の死亡が確認され、震源に近いバガンでは100基を超えるパゴダが損壊した。けが人の数は不明。 ミャンマー中部にあるタウンジー工科大学の日本語講師は「授業中に地震を感じた。震度は体感で2程度だった」と話した。 在ミャンマー日本大使館は、今のところ日本人が被害に遭ったとの情報は入っていないが、在留邦人や旅行者に対し、倒壊のおそれがある建物に近づかないようメールなどで注意を呼びかけている。 (写真:ミャンマー情報省のFacebookより)