SEA Games閉幕、ミャンマーのスポーツに無限の可能性

ミャンマーのネピドーを中心に4都市で、11日より12日間にわたり開催された第27回東南アジア競技大会(SEAGames)が12月22日に閉幕した。 期間中は連日ミャンマーのテレビや新聞等で取り上げられていたが、同大会は果たして成功したのだろうか。 同大会のスポンサー統括を担当した電通スポーツアジアCEOの森村國仁氏は、閉会翌日の23日、弊社の独占インタビューに応じ、「反省点はあるが、運営も順調に進んで大成功だ」と語った。 同社はミャンマーにおいて1年半をかけ、スポーツビジネスの可能性を探ってきた。同大会はその重要な足がかりにもなったという。 今回、日系企業はパナソニックや富士ゼロックス、Canonがオフィシャルスポンサーとして同大会に協賛した。また、コシノジュンコ氏が同大会ミャンマーチーム公式ユニフォームをデザインし、2,400着を提供。さらに最終結果3位と健闘したサッカー・ミャンマー女子の熊田監督や柔道指導者など、日本関係者も多く関わった。 閉会式の最後に、UNyan Tun副大統領が「中国と日本とタイの技術サポートなしでは成功できなかった」と公に語り、日本への評価を大きく示した。 日本の貢献が成功の要因の1つになったのは間違いない。森村氏は「これからが始まりだ。大会後のスポーツを通じた活動、そして日系企業の取り組みをサポートしていきたい」と、次の具体的な計画に向けて意気込んでいる。