ハンタワディ国際空港計画、近く重大決定

運輸・通信省、航空運輸管理局のイェー・トゥッ・アウン副総局長は、建設が遅延しているハンタワディ国際空港建設計画に関し、近く重大決定を行う予定があると発言した。7Day Daily紙が2月9日に伝えたもので、入札で落札した企業連合が空港建設を断念した場合、日本政府が空港建設に向け協力を行うことで合意されたという。 同副総局長は「1月15日に契約の有効期限が切れた。もし、企業連合との協議が決裂した場合は、日本政府が協力するという話が出ている。日本政府と話し合いと続けている」とコメントした。同副総局長によると、ヘンリー・バンティーユ副大統領をトップとするハンタワディ国際空港実現委員会は、入札で落札した企業連合と協議を継続するか、他社に事業権を与えるかに関して、近く重要な決定を下すという。 ハンタワディ国際空港の建設に関する国際入札は2012年から開始され、日揮・チャンギ国際空港などの企業連合とミャンマー政府との間で、建設と運営に向けた基本契約が締結された。総事業費はおよそ15億米ドルの大型インフラ案件で、2013年10月に日揮やシンガポールの空港グループなどの企業連合が優先交渉権を取得していた。ミャンマー政府は、ヤンゴン市北部のバゴー市に年間1,200万人が利用できるハンタワディ新国際空港の建設を計画、建設費の半分を日本政府からの政府開発援助(ODA)により賄いたいとしている。