ヤンゴンで運行中の地方ナンバーのタクシー排除を検討

 ヤンゴン市内で運行している地方ナンバーのタクシーに関し、ヤンゴン管区交通管理局(YRTA)はヤンゴン管区政府に対して排除など適切な措置を取るよう要請したことがわかった。The Voiceが伝えた。  YRTAのラ・アウン副事務局長の発表によると、ヤンゴンナンバーのタクシーに対しては「シティ・タクシー」として陸運局による登録が義務付けられ、1年に1回営業ライセンスを更新する必要がある。一方、地方ナンバーのタクシーにはこれが適用されず、さらに地方ナンバーのタクシーにはミャンマー全国を運行することが可能なため、ヤンゴンナンバーのタクシーの所有者にとって経費の負担が大きく、不公平感が出ているという。  ヤンゴン市内ではバゴー、エーヤワディ、マンダレーなど地方ナンバーのタクシーが非常に多く運行しているが、その台数を把握している部署はないという。ヤンゴンナンバーのタクシーを所有するアウン・ゾー・ウインさんは「ヤンゴンナンバーのタクシーは地方ナンバーのものより購入価格が高く税金も高い。地方ナンバーのタクシーを排除してくれれば、渋滞が緩和されるだろう」とコメントした。

昨年比で米の輸出量が大幅に減少

 新年度に入り米の輸出量が大幅に減少していることがわかった。ミャンマー米協会が発表したものを7Day Dailyが伝えた。  同協会のミョー・トゥー・エー中央委員は「中国側の輸入規制が厳しくなっていることが大きな原因だ。雲南省政府が1週間に1万トンまでという輸入割当制度を実施しているからだ」とコメントした。同協会によると、昨年度10月の米輸出量は35万トンだったが、今年は20万トンに減少しているという。  ミャンマーでは現在、雨季米の収穫期に入っているが、輸出量の減少により国内で籾がダブついている。このため、下等米の小売価格が1袋あたり16,500Ksに暴落し、これに伴い農民からの籾買い取り価格も100バスケットあたり40万Ksを切っているため、農民の生活が非常に苦しくなっているという。ミャンマー政府は100バスケットあたり50万Ksで買い取るため、120億Ksの予算を拠出すると発表している。  農民生活発展協会のテイン・アウン会長は「天候不順で病害虫が大量に発生していることに加え、籾買い取り価格の下落により今年は農民にとって大変な年になっている。立ち直るのは困難だ」とコメントした。