ヤンゴン市西部ニュータウン開発計画、まもなく入札開始

 ヤンゴン管区政府が出資するニュー・ヤンゴン・デベロップメント・カンパニー(NYDC)は、ヤンゴン市西部ニュータウン開発計画の入札がまもなく開始されると発表した。7Day Daily紙が伝えた。  同社の発表によると、開発計画の入札は9本立てで、ヤンゴン市側チーミンダイン郡区からライン川を渡る上下6車線の大橋、パンライン大橋と並行する上下2車線の大橋、ニュータウン内の全長26キロにわたる道路、強制移転となる5つの村の新住宅の建設、ニュータウンに必要な上水道を確保するための浄水場、水道パイプラインの敷設、変電所・送電線などの設置、下水の排水・浄化システム、10平方キロ規模の工業団地の造成などが含まれている。  NYDCのテイン・ウェー最高経営責任者は「この開発プロジェクトはミャンマーでかつてなかった大規模なものだ。ミャンマー国民全体の利益となると信じている」とコメントした。  ヤンゴン管区政府は、中国のインフラ建設大手の中国交通建設(CCCC)とニュータウン開発計画におけるコンサルティング契約を締結しており、同社と入札を行う準備を進めている。一方、ヤンゴン管区政府は、新都市開発における輸送インフラの設計と交通渋滞の緩和のためのコンサルタントとして日本のオリエンタル・コンサルタンツを指名している。