航空2社、独自レートで航空券を販売
国営のミャンマーナショナル航空(MNA)と民間大手のエア・カンボーザ(KBZ)は、8月31日以降の航空券販売について独自に設定した為替レートにより支払うよう旅行代理店などに通達した。DVB Burmese Newsが伝えた。 調べによると、MNAは傘下の航空券販売代理店に対して1米ドル=3,000Ks、エアKBZは同3,050Ksで設定し、支払いは現金またはモバイルバンキングによるネット決済に限定したという。 旅行代理店関係者は、「我々はドル紙幣が必要な場合は外部の“闇価格”で購入しなければならず、赤字が拡大している」と語り、今後の顧客への販売については米ドルに限定して行う方針を明かした。 ある利用者は、「ミャンマー中央銀行は、外貨決済が可能なVISAまたはマスターカードなどのクレジットカードによる決済も可能とするよう指示すべきだ」と指摘した。
ロヒンギャ65人が漂着、逮捕・拘束 7人死亡
エーヤワディ管区ピャーポン郡で汽船に乗ったロヒンギャ65人が発見され、このうち7人が死亡したことが明らかになった。国営新聞Myanma Alinnが9月1日に伝えた。 8月29日午後10時ごろ、エーヤワディ管区ピャーポン郡の島しょ部に不審な汽船が漂着しているという知らせを受け捜索したところ、ロヒンギャ65人と乗員4人が発見され逮捕・連行された。このうち男性3人と女性4人が体調を崩し病院に搬送されたが、死亡が確認された。 一行はラカイン州シットウェを8月22日に出発し29日にピャーポン郡に到着したが、上陸する場所が見つからず停泊していたという。 乗組員の供述によると、2,000万Ks(およそ133万円)で運航を引き受けたという。
国軍の砲撃で民間人2人が死亡 バゴー管区
バゴー管区シュエーチン郡で国軍とカレン民族同盟(KNU)との間で戦闘が発生し、砲撃により民間人2人が死亡した。Radio Free Asiaが8月31日に伝えた。 調べによると、国軍とKNUの間で8月29日深夜から8月30日早朝にかけて激しい戦闘が発生し、国軍が発射したとみられる重火器による砲撃を受け、高齢者の男性1人と学校教師の女性1人が死亡した。女性は他の町から赴任したばかりだった。 バゴー管区シュエーチン郡はKNU第3旅団の統治エリア。KNUは全土停戦協定(NCA)に調印しているが、昨年2月のクーデター以降は、国軍との間で6,097回の戦闘が発生している。