航空2社、独自レートで航空券を販売

 国営のミャンマーナショナル航空(MNA)と民間大手のエア・カンボーザ(KBZ)は、8月31日以降の航空券販売について独自に設定した為替レートにより支払うよう旅行代理店などに通達した。DVB Burmese Newsが伝えた。

 調べによると、MNAは傘下の航空券販売代理店に対して1米ドル=3,000Ks、エアKBZは同3,050Ksで設定し、支払いは現金またはモバイルバンキングによるネット決済に限定したという。

 旅行代理店関係者は、「我々はドル紙幣が必要な場合は外部の“闇価格”で購入しなければならず、赤字が拡大している」と語り、今後の顧客への販売については米ドルに限定して行う方針を明かした。

 ある利用者は、「ミャンマー中央銀行は、外貨決済が可能なVISAまたはマスターカードなどのクレジットカードによる決済も可能とするよう指示すべきだ」と指摘した。