軍評議会、ロシアと法制度整備で協力関係強化
軍評議会(SAC)が政権の安定を目的として、ロシアと法制度整備で協力関係を強化していることが明らかになった。 SACトップのミン・アウン・フライン国軍総司令官は、3月22日にロシア検事総長のイゴール・クラスノフ氏とネピドー市内で会談し、2か国間の外交関係と法制度整備など法的な協力関係を強化することで合意したという。会議にはミャンマーの検事総長であるティーダー・ウー氏が出席した。 スウェーデン在住のミャンマー人法律専門家のアウン・トゥー氏は、「ロシアは連邦制を採用しており、SACはロシアの連邦制度や法律を模範としてミャンマーの法制度の整備に応用するつもりだ」と指摘。「2008年憲法を改正して自らを正当化し、大統領に強大な権力を与え、政権の安定と長期化を狙っている」とコメントした。