輸入ビールやタバコの税率を大幅引上げ
軍評議会(SAC)は3月30日、「2023年の連邦税法」を制定し、外国から輸入したビールなどのアルコール類やタバコに対する税率を大幅に引上げることが明らかになった。 SACが制定する税法は、議会により決定されるものではなく国軍幹部により恣意的に制定される。今回の決定では、1リットルあたりの売価10,851Ks以上のアルコール類と紙巻タバコは60%、葉巻やビンロウ(噛みタバコ代用品)は80%となった。 従来、1リットルあたりの売価15,400Ks未満のアルコール税額は190~4,610Ks、紙巻タバコ税額は1本あたり10~27Ksと設定されており、いずれも大幅な増税となる。 SAC傘下の国内歳入局(IRD)が発表した年次報告書によると、2021年度の税収は、総額4兆7,457億3,000万Ks(およそ2,970億円)だった。