ミャンマー軍評議会 外相、BIMSTEC会議でスピーチ
3月29日に行われたBIMSTEC(ベンガル湾多分野技術協力イニシアティブ)の会議に軍評議会 外務省のワナ・マウン・ルイン大臣がリモートで出席し、スピーチを行った。国営新聞Myanma Alinnが3月30日に伝えた。 ワナ・マウン・ルイン大臣は「我々は気候変動による自然災害や感染症、人口爆発、食糧不足などの危機に直面している。ミャンマーは食糧供給国として農業、畜産、水産の分野で増産することにより地域に貢献していく」と発表した。 BIMSTECの加盟国はバングラデシュ、インド、ネパール、ブータン、ミャンマー、タイ、スリランカの7か国で、経済、投資、貿易など14分野において協力するもの。ミャンマーはエネルギー、農業、麻薬取引禁止の分野で主導国となっている。
人民防衛隊「コブラ戦線」、スマホゲームで資金調達
ミャンマー国軍に対する革命を成功させるために必要な弾薬を調達するとして、カイン州の人民防衛隊「コブラ戦線」がキャンペーンを開始した。Mizzima-News in Burmeseが3月29日に伝えた。 キャンペーンは3月29日から4月2日までの5日間で、弾薬を調達するために必要な資金3,000万Ks(およそ200万円)の獲得を目標としている。賛同する市民が「リスの脱出」「勝利の果実」などのスマホゲームに参加することにより広告収入が入るもので、1日に2万人の参加を見込んでいる。 コブラ戦線はKNU第6師団が統治するエリアを拠点として活動。3月27日には、国軍の車列に対して攻撃を仕掛け、国軍兵士61人が死亡したと発表している。
女子高校生に禁錮10年、破壊活動防止法違反で
タニンダーリ管区ダウェー市内に住む女子高校生に対し、ダウェー県裁判所が破壊活動防止法違反として禁錮10年の判決を言い渡したことが明らかになった。ダウェー政治犯支援協会(DPPN)が発表したものをRadio Free Asiaが3月29日に伝えた。 発表によると、ダウェー市内カレインアウン第1地区に住む19歳の女子高校生は2021年8月、ある団体に対してキャッシュレス決済サービスの「KPAY」を通じて15,300Ks(およそ1,050円)を寄付した。これが破壊活動防止法違反にあたるとして逮捕・訴追されていたが、3月29日の判決で禁錮10年が確定した。 DPPNによると、クーデター以降にダウェー県内で男性175人、女性38人が破壊活動防止法違反により禁錮刑を受けているという。
ミャンマー国内のコメ価格が上昇、供給不足で
ミャンマーのコメ卸売センターなどによると、国内市場で取引されるコメが値上がりしている。国営英字紙Global New Light of Myanmarが報じたもので、供給不足により1袋(約49kg)あたり32,500~55,000Ks(およそ2,250~3,800円)と1か月弱で11~13%上昇した。 ミャンマー原産の高級米ポーサン種の価格は、100バスケット(1バスケット≒21kg)あたり100万Ks(およそ69,000円)を突破。これに対し、商工会議所や輸出業者は移動販売車などでヤンゴン管区の消費者に割安でコメを販売しているという。(時事通信社提供)