マイテル、競合他社を攻撃するFB広告でアカウント停止に

 国軍系の携帯大手マイテル(Mytel)がベトナムの有力な広告代理店を利用し、架空のFacebookアカウントやFacebookページを開設し、自社に有利な記事と競合他社を攻撃する記事を掲載していたことが明らかになった。7Day Dailyが伝えた。  Facebookミャンマー代表のNathaniel Gleiche氏によると、マイテルはベトナムの有力な広告代理店Gapit Communicationsを利用し、15個アカウントにより12のFBページを開設、自社に有利になる記事を掲載し業績の向上を図ったことが明らかになったため、これらのアカウントを閉鎖したという。Nathaniel Gleiche氏は「我々のサービスを悪用して意図的に他社を攻撃し自社に有利になる記事を掲載したページやグループが複数発覚したため、Myanmar Telecom Promotionsや Mandalay Telecomなどのページを閉鎖した」とコメントした。  マイテルの運営母体はミャンマー・ナショナル・テレ&コミュニケーションで、ミャンマー地場11社により構成されるミャンマー・ナショナル・テレコム・ホールディングス、政府が100%出資するスター・ハイ(国軍系)、ベトナムの通信事業者ヴィッテル(Viettel)の合弁会社。持ち株比率は、ミャンマー・ナショナル・テレコム・ホールディングスが23%、スター・ハイが28%、ヴィッテル(Viettel)が49%。同社は、他の通信事業者と同様に15年間の事業を行う権利が与えられている。