北部同盟がピンウールインの国軍技術大学などを襲撃

 8月15日早朝、少数民族武装勢力の北部同盟がマンダレー管区の避暑地ピンウールイン市内の国軍技術大学や軍の検問施設など5か所を襲撃したことがわかった。ミャンマー国軍が発表したもの。7Day Dailyが伝えた。  襲撃を加えたのは少数民族武装勢力(北部同盟)に属するタアン・パラウン民族解放軍(TNLA)、アラカン軍(AA)、ミャンマー民族民主同盟軍(MNDAA)の連合軍。襲撃によりミャンマー国軍側の兵士や警官、国軍技術大学の職員1人を含む計15人が殺害され、警察官4人が行方不明となっている。襲撃を受けた施設はピンウールインの国軍技術大学、ナウンチョー郡に通じる軍検問所、ナウンチョー市内の警察署、チャウメー市に通じる麻薬取締り検問所など5か所。  国軍によると、北部同盟は15日の早朝、ロケット弾などを使った攻撃を仕掛けたという。シャン州やラカイン州で国軍による攻撃が強化されていることの報復とみられる。TNLAのマイン・アィ・チョー少佐は「TNLA, AA, MNDAAの連合軍がミャンマー国軍への報復として襲撃を行った」と犯行声明を発表。在ミャンマー日本大使館は、ピンウールインへの立ち入りを控えるよう注意喚起した。