軍評議会「人民防衛隊が放火した」
軍評議会は、チン州タンタラン市内で発生した大規模火災は「人民防衛隊が放火したもの」と反論した。Radio Free Asiaが10月30日に伝えた。 軍評議会報道官のゾー・ミン・トゥン少将は「10月29日の午前11時45分頃、市内を巡回中の国軍兵士と警察隊に対し、地元の人民防衛隊が手製の地雷3発と小火器で奇襲したため、兵士が応戦した。人民防衛隊は民家を盾に逃走し、我々が近づけないように民家4軒に放火した」とコメントし、火災の原因が国軍側との報道を否定した。 地元住民によると、火災は10月29日の午前11時頃から30日の午前9時半まで続いたが、国軍側が消火活動を行った様子は見られなかったという。
国民統一政府の大臣宅を軍評議会が没収
国民統一政府(NUG)の連邦問題省大臣で、少数民族武装勢力のチン民族戦線(CNF)副議長ドクター・リャン・フモン・サー・カウン氏の自宅が軍評議会により没収された。Radio Free Asiaが10月30日に伝えた。 同氏は自身のFacebookで「チン州の自宅が『人民防衛隊の隠れ家として使用されていた』として、軍評議会がテロ防止法第52条により私を訴追し、第56条により家を没収したとの張り紙がドアに張られていた」「彼らは人民の財産を奪うことはできても、革命の精神を奪うことはできない」とコメントした。 ドクター・リャン・フモン・サー・カウン氏はNLD政権時代、スー・チー氏が主導する政府と少数民族武装勢力の和平を協議する連邦和平対話合同委員会(UPDJC)の副議長を務めていた。