シュエダゴン・パゴダ、訪問者増加で参拝時間延長
仏教の聖地シュエダゴン・パゴダの参拝時間が、10月30日から午前5時~午後6時に延長された。国営英字紙Global New Light of Myanmarが報じたもので、シュエダゴン・パゴダ評議会委員によると、伝統的な祭り「ダディンジュ満月」(10月20~21日)をきっかけに参拝者が急増したための対策だとしている。 参拝者数は、平日が約8,000~1万人、週末・祝日が約3万~5万人にまで回復。「ダディンジュ満月」の期間中だけで計12万7,793人が拝観した。同評議会は、新型コロナウイルスの感染防止対策として、安全衛生上の厳格な規制を設けていると説明した。(時事通信社提供)
全国の学校教育が再開、出席率90%の高校も
軍評議会・教育省、初等教育局は11月1日からミャンマー全国の小学校、中学校、高等学校の学校教育を再開した。国営新聞Myanma Alinnが2日に伝えた。 教育省は各学校に対し、保健省が定めている新型コロナウイルス感染対策を徹底するよう通達。生徒はマスク、教師はマスクとフェイスシールドを着用、登校時の検温と教室に入る前のせっけんでの手洗い、6フィートのソーシャルディスタンスを守るよう指導している。 ネピドー第6高等学校のウイン・カイン校長は「生徒数を1教室あたり30人~40人に制限している。この学校には971人の生徒がいるが、517人に第1回目のワクチン接種が終わっている。今日の出席率は90%。教師数は46人勤務している」と話した。
保護者に対し生徒に学校へ通わせないよう呼びかけ、学生自治会
全ミャンマー学生自治会は、小学校、中学校、高等学校に通う子どもがいる生徒の保護者に対して、子どもを学校に通わせないよう呼びかけている。DVB Burmese Newsが11月1日に伝えた。 全ミャンマー学生自治会は「違法に政権を奪取した軍評議会が学校教育を再開させようと躍起になっている。これは子どもたちに教育を受けさせるのが目的ではなく、落ち込んでいる統治機能を回復するための政治的意図によるものだ」とし、軍評議会について「人民防衛隊(PDF)を悪者に仕立てるため、自作自演の爆発事件を起こすだろう。子どもたちは危険にさらされるため、学校に行かせるべきではない。人民が革命に勝利し連邦教育制度の下で安心して勉強できるまで待っていてほしい」などと呼びかけた。 11月1日に学校教育が再開されたが、ヤンゴン、マンダレーなどの大都市では生徒の出席率は低調であるという。
パテイン市内で検問強化、色黒で人相が悪いという理由で逮捕
エーヤワディ管区パテイン市内で検問が強化され、色黒で人相が悪い者が逮捕・拘束されていることが明らかになった。Mizzima-News in Burmeseが11月1日に伝えた。 調べによると、10月31日の午後からパテイン大橋前やパテイン市内入口の検問ゲートなど4か所で通行するバイクに対する検問が強化され、マスクやヘルメットを外させた上で所持品検査などが行われている。検問が強化された理由は、地方の人民防衛隊や少数民族武装勢力の隊員がパテイン市内に紛れ込んでいるとの情報が広がったためだという。 パテイン市内の住民は「以前はバイクのツールボックスの中を調べるだけだった。今はマスクやヘルメットを外して検査を受けなければならない。肌の色が黒く、人相が悪い場合は逮捕されるそうだ。首に傷があるかどうかも調べているらしい」と語った。