軍評議会、少数民族武装勢力3グループと3回目の協議

 軍評議会(SAC)国家和平協議委員会は、少数民族武装勢力3グループと3回目の協議を行った。

 協議に参加したのはワ州連合軍(UWSP)、マインラー軍(NDAA)、シャン州進歩党(SSPP)の3グループで、いずれも全土停戦協定(NCA)には調印していない。3グループは、2022年5月から8月にかけて1回目の協議を行い、9月にSACトップのミン・アウン・フライン国軍総司令官と会談を行っている。

 2023年1月5日から7日に行われた3回目の協議では、民主化への移行やフェデラル制民主国家の建設、2008年憲法の改正などについて基本的な合意が得られたとみられる。

 国家和平協議委員会は、昨年12月27日にパオ民族独立機構(PNLO)、アラカン解放党(ALP)、民主カレン仏教徒軍(DKBA)、カレン平和評議会(KNU/KNLA-PC)、ラフー族民主同盟(LDU)など5団体との協議も行っている。

 ある少数民族武装勢力の戦闘員は「戦闘中のグループが参加しない和平協議など無意味だ」と批判した。

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