ミャンマーの食用油卸売り価格、再度引き上げ

 軍評議会(SAC)商業省が設置した食用油輸入流通監視委員会によると、1月2~8日のヤンゴン市場における食用油(パーム油)の卸売り基準価格が、1ビス(約1.6kg)あたり4,470Ks(およそ285円)に設定された。国営英字紙Global New Light of Myanmarが報じたもので、前週からの上げ幅は110Ks(およそ7円)だった。

 ミャンマーにおける食用油の生産量は年間約40万トンにとどまっており、約70万トンをマレーシアとインドネシアからの輸入に依存。同委は主要生産国のマレーシアとインドネシアのFOB(本船渡し)価格を注視しながら毎週基準価格を決定しているが、実勢価格と乖離する状況が続いている。(時事通信社提供)