中銀レートを上回る引き落とし クレジットカード利用者が不満

 ミャンマー国内の民間銀行がミャンマー中央銀行の設定を上回るレートで口座から引き落としているとして、クレジットカード利用者から不満の声が上がっている。Radio Free Asiaが8月30日に伝えた。

 民間銀行が発行したVISAやマスターカードなどのクレジットカード利用者の話によると、国内通貨チャットとして引き出す場合はミャンマー中央銀行が定めた1米ドル=2,100Ksが適用されるが、海外においてドル建てで買い物した場合は、1米ドル=2,100Ksを上回る大幅に異なるレートが適用され引き落とされているという。

 民間銀行によると、以前はeコマース・トランスアクション・フィーとして20%の手数料を徴収していたが、現在はクロスボーダー手数料として45%、トランスファー手数料として10%を加えて引き落としているという。これまで1か月に2,500米ドル(およそ345,000円)分まで利用できたが、8月28日からは1か月に250万Ks(およそ165,000円)までに利用が制限されている。