パーム油基準価格がさらに引き上げ

 ミャンマー商業省傘下の食用油輸入流通監督委員会は、8月29日~9月4日の食用油(パーム油)の卸売基準価格を1ビス(約1.6kg)あたり4,910Ks(およそ325円)に設定した。国営英字紙Global New Light of Myanmarが報じたもので、前週からさらに50Ks(およそ3円)引き上げられ、この2週間で770Ks(およそ770円)値上がりした。

 食用油の国内生産は40万トンにとどまっており、約70万トンをマレーシアとインドネシアからの輸入に依存。同委員会は、両国のFOB(本船渡し)価格を注視しながら毎週基準価格を決定している。

 しかし、市場では基準価格を上回る1万Ks(およそ660円)前後で取引されており、同省は不当に高い価格で販売もしくは売り惜しみなどで市価を操作する小売・卸売業者に対し、法的手段を講じると通達している。(時事通信社提供)