米輸出業者、外国企業の参入を警戒
ミャンマー政府が外国企業に対して米を輸出する許可を与えたため、ミャンマー地場の輸出業者らが警戒していることがわかった。The Voiceが伝えた。 ミャンマー精米業協会のネー・リン・ジン事務局長は「外国企業が参入しマネーゲームのようになり、国内の米価格が高騰するのではないかと懸念している。米の市場が荒らされないか心配だ」とコメント。バインナウン穀物取引所のタン・ウー事務局長は「長年、少数の米輸出業者がこの業界を牛耳っていて旧態依然の体質は変わらなかった。外国企業の参入で目が覚めてくれることを願っている」とコメントした。 ミャンマー政府は外資100%または外国企業との合弁会社に対して米の輸出を許可したばかり。許可を得るには300万米ドルの預金と十分な米貯蔵施設を確保すること、ミャンマー米協会に登録すること、などを条件としている。
大麻栽培の米国人らに対する審理が開始
大麻を栽培した疑いで米国人6人とミャンマー人2人に対する逮捕状が出され、このうち米国人1人とミャンマー人2人を逮捕。審理が裁判所で開始されたことがわかった。7Day Dailyが伝えた。 この事件は、マンダレー管区ミョーター工業団地で米国に拠点を置く世界的化学・電気素材メーカー3Mに関係している米国人6人が大麻(マリファナ)の原料を栽培した疑いにより4月に地元警察により立件され、5月21日に逮捕状が出されたもの。残りの容疑者5人は逃走中だという。 逮捕された米国人容疑者は、大麻ではなく薬理効果があり衣料品の原料ともなるヘンプ(Hemp)であると供述しているが、ミャンマー警察化学分析部は分析の結果、麻薬の成分THCの含有量が規定値を上回っていたため、逮捕に踏み切ったと発表した。 一方、逮捕されたミャンマー人の母親は「娘は入社してまだ1か月しか経っていない。清掃など雑用を担当しているだけで何も知らない。早く釈放してほしい」とコメントした。