大麻栽培の米国人らに対する審理が開始

 大麻を栽培した疑いで米国人6人とミャンマー人2人に対する逮捕状が出され、このうち米国人1人とミャンマー人2人を逮捕。審理が裁判所で開始されたことがわかった。7Day Dailyが伝えた。

 この事件は、マンダレー管区ミョーター工業団地で米国に拠点を置く世界的化学・電気素材メーカー3Mに関係している米国人6人が大麻(マリファナ)の原料を栽培した疑いにより4月に地元警察により立件され、5月21日に逮捕状が出されたもの。残りの容疑者5人は逃走中だという。

 逮捕された米国人容疑者は、大麻ではなく薬理効果があり衣料品の原料ともなるヘンプ(Hemp)であると供述しているが、ミャンマー警察化学分析部は分析の結果、麻薬の成分THCの含有量が規定値を上回っていたため、逮捕に踏み切ったと発表した。

 一方、逮捕されたミャンマー人の母親は「娘は入社してまだ1か月しか経っていない。清掃など雑用を担当しているだけで何も知らない。早く釈放してほしい」とコメントした。