米輸出業者、外国企業の参入を警戒

 ミャンマー政府が外国企業に対して米を輸出する許可を与えたため、ミャンマー地場の輸出業者らが警戒していることがわかった。The Voiceが伝えた。

 ミャンマー精米業協会のネー・リン・ジン事務局長は「外国企業が参入しマネーゲームのようになり、国内の米価格が高騰するのではないかと懸念している。米の市場が荒らされないか心配だ」とコメント。バインナウン穀物取引所のタン・ウー事務局長は「長年、少数の米輸出業者がこの業界を牛耳っていて旧態依然の体質は変わらなかった。外国企業の参入で目が覚めてくれることを願っている」とコメントした。

 ミャンマー政府は外資100%または外国企業との合弁会社に対して米の輸出を許可したばかり。許可を得るには300万米ドルの預金と十分な米貯蔵施設を確保すること、ミャンマー米協会に登録すること、などを条件としている。