ミャンマー独自の人工衛星、7月24日に打ち上げへ

 ミャンマー独自の通信用人工衛星「ミャンマーサット2」が7月24日(ミャンマー時間では25日未明)にフランス国内から打ち上げられることがわかった。ミャンマー人工衛星システム構築委員会が発表した。7Day Dailyが伝えた。

 同委員会のウイン・アウン技術長によると、ミャンマー政府は1億5,500万米ドルを投じて独自の通信用人工衛星を打ち上げ、15年間利用する契約を米国のインテルサット社と調印している。ミャンマー政府は2018年に30%、2019年に50%、2020年に20%を国家予算から支払う。

 現在使用している「ミャンマーサット1」は2016年5月27日から5年間レンタルしているもので、通信電波帯は350MHzまでと制限されていたが、「ミャンマーサット2」では864MHzまで拡大されるため、国境付近の遠隔地まで電波が届きやすくなり通信環境が大幅に改善されるという。「ミャンマーサット2」が実際に利用されるのは10月1日からになる見通し。人工衛星を打ち上げる模様は、FacebookなどのSNSで生中継される予定。