イタリア天然ガス大手がマグェー管区で試掘を開始へ

 イタリアの半国有石油・ガス会社「エニ」が、マグェー管区内で石油天然ガスの試掘を開始することが明らかになった。7Day Daily紙が伝えた。

 同社の発表によると、マグェー管区内の内陸鉱区RSF-5(32万エーカー)において試掘作業を2019年11月から開始し、2020年6月に完了する予定だという。同社は2014年に開発権に関する国際入札で落札し、2015年にミャンマー政府と開発に関する契約書に調印した。契約書によると試掘期間は6年と設定されている。同社の現地法人の持ち株比率はエニが90%、ミャンマー地場のMPEPが10%となっている。

 ミャンマー政府は内陸鉱区の開発に対しては外資100%を許可しておらず、地場企業との合弁が条件となっているが、同社はバゴー管区内の内陸鉱区PSC-K(160万エーカー)、海洋鉱区のMD-2, MD-4も落札し開発権を取得している。