ミャンマーの学校教育、来年度から夏休みを1か月短縮へ

 教育省は、来年度(2019年10月1日~2020年9月30日)からミャンマーの学校教育(小中高)の夏休みを1か月短縮すると発表した。7Day Daily紙が伝えたもので、これによると、現在の夏休みは2月末から5月末までの3か月となっているが、これを3月末から5月末までに変更するという。

 教育省、基礎教育局のコー・レー・ウイン総局長は「元々、1年に10か月教育を行うプログラムになっていたが、実際には8か月しか教えていない。今回、このプログラムに近づけるために休みを1か月短縮する」とコメントした。

 ミャンマーでは全国共通大学入学資格試験が3月中旬に実施されているが、夏休みの期間短縮に伴いスケジュールが変更される見込み。小学校1年生の子供を持つティン・テイン・ウインさんは「夏休みの期間短縮は、親、子供、教員すべてに関わることなので、皆の意見を聞いてから決定すべき。毎年暑さが厳しくなっているため、夏休みの短縮は子供にとって負担になる」とコメントした。