ティン・チョー新大統領の下での民主化、法による支配、経済の改革等が急ピッチで進むミャンマーの現状と今後を展望する「ミャンマービジネスセミナー」（主催＝フジサンケイビジネスアイ）が6月2日、東京・文京区の「文京シビックセンター・スカイホールで開催された。 会場の定員いっぱいとなる100名近くの企業関係者らが詰めかけ、3名の専門家の講演に耳を傾けた。 セミナーでは、JETRO（日本貿易振興機構）ヤンゴン事務所次長として5年間赴任した水谷俊博・海外調査部アジア大洋州課課長代理が、実体験と数値から見えるミャンマービジネスの可能性について講演。TMI総合法律事務所の行方國雄ヤンゴンオフィス代表は、新政権移行後に変貌する最新の法務事情について解説した。 また、日緬ビジネスに精通するジャーナリストとして、ミャンマージャポンの永杉豊代表が「『ミャンマージャポン』から見るミャンマー事業の光と陰」と題し、現地の報道されない裏事情を織り交ぜ、ミャンマーの現況について説明した。

ミャンマーと日本が共同開発しているティラワ経済特区に、外国企業68社が投資していることが、ミャンマー・ティラワ経済特区ホールディングス（MTSH）ディレクターのニャン・ティ・フライン氏からわかった。 同氏は、投資企業の多くは製造業で、製缶、縫製などが含まれているとし、進捗について「現在、ゾーンAが80％ほど完成している」とコメントした。 ティラワ経済特区で投資したのは日本企業がもっとも多く、タイ、中国、マレーシア、シンガポール、スウェーデン、アメリカ、オーストラリアなど12カ国の企業が投資していることが明らかになった。 [The Voice] 2016/5/19

新政府の閣僚人事が5月25日付で国営新聞を通じて改めて発表された。国家顧問としてアウン・サン・スー・チー氏の名前が記載されなかったことが注目される。 概要は以下の通り。 大統領：ティン・チョー 副大統領：ミィン・スェー、ヘンリー・バン・ティーユ 外務省、大統領府大臣：アウン・サン・スー・チー 内務省大臣：チョー・スェー（中将） 国防省大臣：セイン・ウイン（中将） 国境省大臣：イェー・アウン（中将） 国家顧問省大臣：チョー・ティン・スェー 情報省大臣：ドクター・ペー・ミィン 宗教・文化省大臣：トゥラ・アウン・コー 農業・畜産水産・灌漑省大臣：ドクターアウン・トゥ 運輸・通信省大臣：タン・シン・マウン 資源・環境保護省大臣：オウン・ウイン 電力・エネルギー省大臣：ペー・ジン・トゥン 労働・入国管理・人口統計省大臣：テイン・スェー 工業省大臣：キン・マウン・チョー 経済・貿易省大臣：ドクター・タン・ミィン 教育省大臣：ドクター・ミョー・テイン・ジー 保健・スポーツ省大臣：ドクター・ミィン・トゥエ 計画・財務省大臣：チョー・ウイン 建設省大臣：ウイン・カイン 社会福祉・救済定住省大臣：ドクター・ウイン・ミャッ・エー ホテル・観光省大臣：オウン・マウン [The Daily Eleven] 2016/05/26

ミャンマー投資企業管理局（DICA）は5月25日、中小企業の新規登録料を50％値下げし、100万ksを50万ksに改正すると発表した。新料金は6月1日から適用される。 同局の担当者は「これは100日プロジェクトの一環だ」とコメント。 会社登録関係の手数料改正の一覧は以下のとおり。 1. 新規会社登録料（非公開会社、中小企業）：100万ks→50万ks 2. 新規会社登録料（公開会社）：100万ks→250万ks 3. 更新料（公開、非公開、中小企業など一律）：50万ks→30万ks 4. 住所、株主の変更：2,500ks→25,000ks 5. 写しの作成：5,000ks→50,000ks 6. 会社目的の追加、名称変更、増資：7,500ks→75,000ks 7. MOA, AOAの修正：50,000ks→30万ks [7Day Daily] 2016/5/26

国内歳入局のミン・トゥ総局長は5月23日、1等賞金10億ksの新宝くじを発売するための準備を進めていることを発表した。 現行の宝くじは1枚200ksで販売され、1等賞金は1億5千万ks。新宝くじは1枚500ksで販売され1等賞金は10億ksとなる。新宝くじが発売後は2種類の宝くじが同時に販売される予定。 同総局長は「新しい宝くじ券のデザインを上層部に提案済み。あと8カ月で販売開始できる見込み」とし、「法律が整備されれば、インターネットで宝くじが購入できるようにする方針」と述べた。 政府が販売する公営宝くじは、1938年から開始。当時は1枚2ksで1等賞金は10万ksだった。 [7Day Daily] 2016/05/24