タイとの国境貿易、2大検問所が明暗分ける

 軍評議会(SAC)商業省は、東南アジア諸国連合(ASEAN)で最大の貿易相手国であるタイと国境を接する主要検問所を経由した10月の貿易額を明らかにした。国営英字紙Global New Light of Myanmarが報じた。

 東部カイン州のミャワディ経由の貿易は、前年同月比20.4%減の1億6,227万米ドル(およそ225億円)で、輸出は4,070万米ドル(およそ56億円)、輸入は1億2157万米ドル(およそ169億円)だった。農産物、鉱物、水産物などの輸出が落ち込んだが、資本財や消費財の輸入が増加した。

 一方、北東部シャン州タチレク経由の貿易は、同23.8%増の989万米ドル(およそ13億6,000万円)と伸び、輸出が117万米ドル(およそ1億6,000万円)、輸入が872万米ドル(およそ12億円)だった。
輸出では農産物と工業製品が減少したが、資本材と中間財が増加した。(時事通信社提供)