「国連は権威を失墜している」軍評議会が批判

 軍評議会(SAC)外務省は10月31日、「国連総会第3委員会での発表は一方的なもので、国連の権威が失墜している」と批判した。

 10月25日~26日に行われた軍縮と安全保障に関する国連総会第3委員会では、ミャンマーを担当する事務総長特使のノエリーン・ヘイザー氏とミャンマー問題特別報告者のトーマス・アンドリュー氏が報告を行った。

 ノエリーン・ヘイザー氏は、「国軍が民家に対する空爆や放火を繰り返し行い、子どもを含む民間人の殺害を続けている」と発表。トーマス・アンドリュー氏は、「ミャンマーの状況はますます悪化しており、国際社会が何とかしないとさらにひどくなる。SACは戦争犯罪や人道に対する犯罪を続けている。これが彼らの正体だ」と報告した。

 軍評議会(SAC)外務省はこれに対し、「第3委員会における報告は一方的で非建設的なもの。ミャンマーから正式な代表者の出席を認めておらず公平ではない。国連の権威を失墜させている」と批判した。

トーマス・アンドリュー氏
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