シャン州分裂か 少数民族武装勢力の提案に軍評議会が合意

 軍評議会トップのミン・アウン・フライン総司令官は9月27日、シャン州のワ州連合党(UWSP)などの少数民族武装勢力が提案していた和平交渉について合意した。複数の地元メディアが報じた。

 軍評議会報道官のゾー・ミン・トゥン少将によると、和平交渉に臨んでいたのはUWSPとマインラー軍(NDAA)、シャン州進歩党(SSPP)などシャン州を拠点とする3つの少数民族武装勢力で、「ワ州」と「マインラー自治区」を承認するよう要求していた。

 中国の影響力が強いワ州は2008年憲法において「自治区」として定義されており、国会での憲法改正を経て正式に州として認められる見通し。