モバイル決済サービス信用失墜 一部利用停止で

 ミャンマー中央銀行(CBM)の通達により、一部のモバイル決済口座が利用不能になったことで、モバイル決済に対する国民の信用が失墜している。

 CBMはモバイル決済口座利用者の個人情報を更新するよう通達し、登録情報に不備がある場合は決済口座を利用中止にするよう命じている。これにより、一部の利用者の決済口座が利用できない状態が生じている。

 銀行系のKBZ Pay利用者は、「口座が凍結されると聞いたので、モバイルの残高はゼロだ。信用できないから預金も利用もしない。せっかくモバイル決済の文化がミャンマーでも浸透してきたのに、昔に逆戻りだ」と語った。

 別の利用者は、「情報を更新したのに口座が凍結された。KBZ Payに40万Ks、WAVE MONEYに20万Ks預金していたが移動できなくなった。クレームを申し立てたが、『資金洗浄の疑いがあるから口座を閉鎖した』と回答があったが、まったく心当たりがない」と不満を口にした。

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