インフレ率14.1%に上昇 国際通貨基金

 国際通貨基金(IMF)は、ミャンマーにおける4月のインフレ率が14.1%に達していると発表した。Radio Free Asiaが8月29日に伝えた。

 ミャンマーでは、国内通貨チャットの下落や外貨不足、国内治安情勢の不安定などの要因により物価上昇が続き、2022年4月時点のインフレ率は14.1%に達したという。

 IMFによると、テイン・セイン政権時代の2012年のインフレ率は0.4%、NLD政権時代の2021年(クーデター前)は3.6%と安定していたが、クーデター後に大幅に上昇したという。

 ポーサン種の米(約50kg)の小売価格はクーデター前の2021年1月には34,000Ks(およそ2,240円)だったが、2022年8月には62,000Ks(およそ4,088円)に、パーム油(約1.6kg)の小売価格も2,500Ks(およそ165円)から9,000Ks(およそ593円)にそれぞれ上昇している。