国軍のスパイら38人逮捕 タイ・メーソート

 ミャンマー・タイ国境のタイ・メーソート市内で、ミャンマー国籍者38人が不法入国の疑いにより逮捕されたが、この中に軍評議会が送り込んだスパイが含まれていたことが明らかになった。DVB Burmese Newsが8月29日に伝えた。

 現地の報道によると、タイ警察が8月29日にメーソート市内の3階建てアパートを捜索したところ、不法居住していたミャンマー人の集団を発見したため逮捕・拘束した。

 この中に軍評議会が送り込んだスパイが複数人含まれ、いずれも僧侶や尼僧を装っていたという。僧侶や尼僧の姿をしたスパイは、タイ側に潜伏している民主活動家や市民防衛隊(PDF)などの動きを探るために送り込まれたとみられる。