ミャンマー中央銀行、7,700万米ドルを食用油業者に売却

 ミャンマー中央銀行(CBM)は、2021年9月15日から22年1月13日までに7,700万米ドル(88億8,000万円、参考為替レートは1米ドル=1,753~1,820Ks)を食用油の輸入業者に売却した。

 国営英字紙Global New Light of Myanmarが報じたもので、このうち7,400万米ドルで約57,000トンのパーム油を輸入したという。

 ミャンマー中央銀行は、為替相場を安定させるのを目的にドル売り介入を定期的に実施しており、米ドルを必要とする企業に市中レート以下で売却している。食用油の国内消費量は年間100万トンで、国内生産量は約40万トンに過ぎず、不足分は輸入で調達している。(時事通信社提供)