大量虐殺の真相究明を、国連高官が軍評議会に要求

 カヤー州パルーソー郡で12月24日にバスや乗用車など8台が焼かれ、車両の中で38人の焼死体が発見された大量虐殺事件に関し、国連高官が軍評議会に対して真相を究明し発表するよう要求したことが明らかになった。Radio Free Asiaが12月27日に伝えた。

 国連のマーティン・グリフィス事務次長(人道問題担当)は事件について、「女性、子どもを含む38人が大量虐殺されたことを知った。国際NGOのセーブ・ザ・チルドレンの職員2人も行方不明となっている。同団体の車も焼かれていることから、事件に巻き込まれた可能性が高い。事件の真相を究明し、大量虐殺を行った犯罪者を処罰するよう軍評議会に要求する」と述べた。