カトリック教会の枢機卿、軍評議会トップと面会に批判高まる

 ミャンマーのカトリック教会のトップであるチャールズ・マウン・ボ枢機卿(ミャンマー・カトリック司教協議会の会長)が12月23日、軍評議会トップのミン・アウン・フライン国軍総司令官と面会したことに対して批判が高まっている。Mizzima-News in Burmeseが12月24日に伝えた。

 ヤンゴン市内ボーアウンジョー通りに位置する聖マリア大聖堂で12月23日にクリスマスを祝う行事が行われ、ミン・アウン・フライン国軍総司令官がクリスマスキャロルを聴き、チャールズ・マウン・ボ枢機卿と共にクリスマスケーキにナイフを入れている様子や、2千万Ks(およそ128万円)の献金を捧げている様子が国営テレビや国営新聞に報道されたが、キリスト教徒の若者たちが設立した「ミャンマーの正義のための独立カトリック教徒連盟」が抗議の声明文を発表した。

 声明文では「枢機卿が軍評議会トップと面会したことはほとんど全てのカトリック信者の意向と合致しないもの。どのような理由があるにせよ、軍評議会トップと面会したことに対し断固として抗議する」と述べた。