ラカイン州シットウェのロヒンギャ難民10万人が生活に困窮

 ラカイン州シットウェ市郊外に設置された難民キャンプに収容されているロヒンギャ10万人が、生活に困窮していることがわかった。Radio Free Asiaが8月31日に伝えた。

 調べによると、シットウェ市郊外のセッヨンス、マジーミャイン、ミンガン、ブーメーなどの地区に居住していたロヒンギャは2012年に勃発した民族紛争によって、シットウェー市西部のテッカービン、ダーパイン、テージャウンなど14か所の難民キャンプに収容されている。

 ある難民は「外に出て仕事をしようにも仕事が見つからない。昔住んでいた故郷に帰りたい。故郷なら仕事が見つかるが、ここ(難民キャンプ)では何もできない」と不満を訴えている。

 難民キャンプに生活しているロヒンギャ難民10万人は、国連世界食糧計画(WFP)から支給されている1日500Ks(およそ33円)の支援金だけで生活している。