ミャンマーの衣料品輸出、欧州需要の低迷で2割減

 ミャンマー商業省は、2020年10月~21年6月の衣料品(裁断・縫製・荷造りする受託加工方式のCMPビジネス)の輸出額は、25億米ドル(およそ2,750億円)だったと明らかにした。前年同期は30億米ドル強で、2割近く減少した。国営英字紙Global New Light of Myanmarが8月30日に報じたもので、新型コロナウイルス感染症の流行を背景に、主要輸出先である欧州諸国からの受注が3月以降に激減したことが影響したとみられる。

 一方、スウェーデンのへネス・アンド・マウリッツ(H&M)や「プライマーク」、「ベストセラー」といったファッション小売店からの発注があり、回復基調にあるという。欧州以外の主な輸出先は、日本や韓国、中国、米国などとなっている。(時事通信社提供)