軍事政権が定める教育カリキュラムに対して教師が反発

 3月23日に行われた軍事政権の記者会見において、報道官のゾー・ミン・トゥン准将が「小中学校の授業2年分を1年で教えるよう準備している」と発言したことに対して、教師が反発していることがわかった。Radio Free Asiaが3月24日に伝えた。

 市民不服従運動(CDM)に参加している高校教師は「ミャンマーの初等教育は11年教育から13年教育に移行している途中で、カリキュラムが国際基準に合うように改訂されている。教える内容が多く、祝日の多いミャンマーでは全部を教えるだけでもギリギリの状態で、2年分を1年で教えろというのは不可能な話だ。子どもたちは何も身につかない上、プレッシャーになるだけ。外国の大学に留学を申請する際、このような教育では認めてもらえないし、軍事政権は何も理解していないのだろう」とコメントしている。