軍事行動を1か月休止、ミャンマー軍事政権が発表

 軍事政権の国家統治評議会は、4月1日から30日までの1か月間、すべての軍事行動を休止すると発表した。Radio Free Asiaが3月31日に伝えた。

 これによると、国家統治評議会は国家の防衛・行政・治安維持への妨害行為に対処する行動を例外として、すべての軍事行動を休止すると発表。2月1日の国軍によるクーデター以降、カイン州、カチン州、シャン州などで少数民族武装勢力との戦闘が激化し、カレン民族同盟(KNU)が実効支配する地域への空爆を続けていたが、今回の発表により休止される見込み。

 しかし、政権に反対するデモ抗議への軍事活動は例外とされているため、引き続き予断を許さない状況が続く。