軍事政権トップが発言、日本が支援のヤンゴン~マンダレー鉄道工事「早期に完成させるべき」

 日本のODAにより建設工事が進んでいるヤンゴン~マンダレー鉄道の高度化事業に関して、軍事政権トップで国家統治評議会議長のミン・アウン・フライン国軍司令官が「早期に完成させるべき」と発言したことがわかった。国営新聞「Myanma Alinn」が2月26日に伝えたもの。  これによると、クーデターによる軍事政権の最高意思決定機関である国家統治評議会の会議が2月25日に行われ、ミン・アウン・フライン国軍司令官は「日本のJICAと進めているヤンゴン~マンダレー鉄道の高度化事業を早期に完成させなければならない」と発言した。  このほか、ミン・アウン・フライン国軍司令官は会議において、医療従事者の多くがCDM(市民による不服従運動)に参加しているため、国民に十分な医療が提供できないのはあってはならないことで関係者を厳しく処分すること、ミャンマーは年間30億米ドルの石油製品を輸入しているため、電気自動車を普及させること、食用パーム油も年間5億米ドル輸入しているため、国内で供給できるようアブラヤシの栽培を促進すること、などを指導した。