ウイスキーやビールなどの外国産酒類の輸入が解禁

 ウイスキー、ビール、ワインなど外国産酒類の輸入が5月25日から解禁されたことがわかった。経済・貿易省が発表したものを7Day Dailyが伝えた。

 発表によると、解禁した目的は密輸の抑制・撲滅、酒類の品質安定、税収増、国内需要の補填などとしている。輸入できる酒類は1リットルあたり8米ドルを超えるものに限られ、外国産酒類を輸入する者は以下の5つの条件を満たす必要がある。
 1.国内企業であること、2.輸出入ライセンスを取得していること、3.外国酒類卸業ライセンスを取得していること、4.総代理店の資格を得ていること、5.県管理委員会から酒類販売ライセンスを取得していること。

 ミャンマー飲料製造・販売業協会のソー・ルイン会長は「1リットルあたり8米ドルを超えるものに限られるため、国内産業への影響はないだろう」とコメントした。

 ミャンマーではテイン・セイン大統領時代の2013年に酒類の輸入が禁止されたが、タイや中国国境から外国産の酒類が大量に密輸され、国内に流通している。