工業省と計画・財務省の統合案に国軍議員が懐疑的な意見

 ミャンマー政府、大統領府が発表した工業省と計画・財務省の統合案に対し、連邦議会で国軍議員から懐疑的な意見が出された。The Daily Elevenが伝えた。

 11月20日に行われた連邦議会の会議で国軍議員のゼー・ピョー少佐は「工業省が計画・財務省と統合するのであれば、工業省内の官僚や職員の雇用はどうなるのか、工業省傘下の国営工場の経営はどうなるのか、工業省は完全に計画・財務省に吸収されるのか、組織図とともに議会で明らかにするべきだ。今回の統合案は何か別の目的があると思う」と議会で発言した。

 工業省は国軍の影響力が強いことで知られている。ミャンマー政府は統合により工業省から国軍の影響力を排除する狙いがあるとみられている。