不法あっせん業者によりタイのジャングルに置き去りにされる労働者が急増

 在バンコク・ミャンマー大使館の労働問題担当官は、不法出稼ぎあっせん業者によりタイのジャングルに置き去りにされるケースが急増していると発表した。7Day Dailyが伝えた。

 サン・マウン・ウー担当官は「マレーシアで仕事があると勧誘され、一人あたり100万Ksを支払いミャンマーからタイを経由して陸路でマレーシアに密入国を試みるケースが急増している。しかし、タイ国内のジャングルや大河を歩いて渡るため、命の危険もある。途中で業者がジャングル内で労働者を置き去りにして逃げたケースもあり、7月24日にはミャンマー人労働者44人がタイ警察により保護された。彼らは3日間野宿し、何も食べていなかったという。これまで2,000人の労働者がジャングル内で保護されている」とコメントした。

 在バンコク・ミャンマー大使館は、不法出稼ぎあっせん業者による人身売買に注意を喚起し、正式なルートで出稼ぎするよう呼び掛けている。