政府が規則を変更で外国保険会社3社が合弁機会を損失

 ミャンマー政府が急に規則を変更したため、外国保険会社3社が国内保険会社との合弁機会を失ったことがわかった。Nikkei Asian Reviewが報じたものを7Day Dailyが8月5日に伝えた。

 報道によると、ミャンマー政府は外国保険会社に対して生命保険や総合保険の事業を行うにあたり地場の保険会社との合弁を許可したが、合弁計画書の提出期限直前に政府が規則を変更したという。変更点は、今年4月の段階では外国保険会社は地場の保険会社が発行した株式の35%まで取得できるとしたが、直前になって新規発行株式のみ取得できると変更したとしている。この変更により、タイのMuang Thai損保とMuang Thai生命保険、韓国のDB保険の3社が合弁のための十分な話し合いができず、折り合いがつかなかったため合弁機会を逸したという。

 金融管理局のタン・シン局長は「規則を変更したなど一切ない。もし、変更していたら他の6社も撤退していただろう。外国のコンサルタント企業が公正に選定した結果だ」と報道に対して反論した。