強姦事件の犯人でっち上げ?全国民が注目の公判が開かれる

 ネピドーの幼稚園で発生した幼女への強姦事件の初公判が7月24日に行われ、成り行きがミャンマー全国民の注目を集めている。The Daily Elevenが伝えた。

 被害者は2歳半の幼女で、被告人は幼稚園に出入りしていた運転手だったアウン・ジー被告。7月24日に行われた公判には、母親が証言に立ち「娘は、犯人は顔見知りの二人組でコーコー(お兄さん)だと言っている。犯行現場を幼稚園のニン・ヌ先生が目撃、ニン・ヌ先生が二人を問い詰め、娘にはケアをしてくれたと言っている」など、4時間にわたり詳細を証言した。

 母親の証言から、犯人はアウン・ジー被告ではなく、幼稚園事務局長(女性)の息子二人への疑惑が取り沙汰されている。事務局長の夫は警察幹部で、権力側が犯人をでっち上げ、真実を闇に葬り去ろうとしているのではないかと国民が疑っている。事件のカギを握るニン・ヌ先生は幼女の証言について「知らない」としており、ミャンマーの裁判所が公正な判決を下すか全国民が注目している。