オランダ企業がミャンマー南部のタニンダーリ管区で地熱発電を提案

 オランダ企業がミャンマー南部のタニンダーリ管区政府に対して地熱発電を提案していることがわかった。The Daily Elevenが伝えた。

 地熱発電を提案しているのはオランダのTDDで、地場のセインタイと共同で30MW規模の地熱発電所を建設することをタニンダーリ管区政府に提案しており、許可があれば2年以内に建設、発電を開始するとしている。地熱発電による環境リスクはゼロでもっとも環境にやさしいという。

 タニンダーリ管区では中央送電網が届いていないため、民間業者がディーゼル発電機で企業や家庭に売電している。そのため、1ユニットあたり400Ksの電気代がかかっている。地熱発電が実現した場合、1ユニットあたりの発電コストは105Ksになるという。問題がなければ300MWまで発電量を増強できるとしている。