ミャンマー国民の貧困率が半減、4人に1人が貧困

 ミャンマーの全人口に占める貧困率が2年間で半減し、4人に1人が貧困であることがわかった。6月27日に計画・財務省、世界銀行、国連開発計画(UNDP)による共同調査として発表されたもの。7Day Dailyが伝えた。

 これによると、2015年の貧困率は48.2%(1,870万人)だったが、2017年には24.8%(1,180万人)に減少したという。計画・財務省、世界銀行、国連開発計画(UNDP)の3機関はミャンマー国内の13,730世帯を対象に聞き取り調査を行ったとしている。

 発表では、1日に消費できる金額が1,590Ks未満の場合は貧困、1,590~2,385Ksの場合は準貧困、2,385Ksを超える場合は貧困ではないと定義している。現在、都市部で10人に1人、地方農村で10人に3人が貧困に直面している。地方別の貧困率はチン州が58%ともっとも高く、次いでラカイン州が42%と続く。逆に貧困率が低いのはヤンゴン管区、マンダレー管区、タニンダーリ管区で、13~14%となっている。